メキシコ中央高原の旅②/モレリア1

翌朝早々に、サンミゲルデアジェンデを出発してモレリアに向かいます。

なにせ知らないメキシコでの車を運転しての一人旅なので、昼間の明るいうちに目的地について安心したいためです。昼間の早いうちならば、何かあれば会社の人間に連絡して助けてもらえるのが強いです。幸い、一度もSOSしたことはありませんでしたが・・・( ^ω^)

モレリア(Morelia)は、メキシコ・ミチョアカン州の州都でレオンから南に100kmほど下った位置にあり、近くには大きな湖もある綺麗なところで、ここも街全体が歴史的世界遺産として登録されているそうです。

今回モレリアを選択したのは、メキシコ中央高原を周る上で距離的にちょうど良いのとトリップアドバイザーで世界遺産の街であることを知ったのと、メキシコの街の名前で日本でほとんど紹介されていない?という理由からです。

しかし、あとからメキシコ人スタッフに聞いて知ったんですが、このミチョアカン地区は麻薬密売組織の拠点があるとされ、政府当局の捜索への反抗や対立する組織同士の抗争により治安は悪化しているんだそうです。そんなこととはつゆ知らず!のんびりと一人で旅行なんかしてしまいました。案の定、日本人には一人も会いませんでした。( ^ω^)

でも、このモレリアへ行くまでのドライブコースやモレリアの街並み全てが最高に良かったです。行くだけの価値がありました。詳しくは後程!

朝サンミゲルデアジェンデを出発し、途中セラヤを通り、湖を抜けて行くコースです。ナビは予備で持っている携帯のGoogleマップの案内でバッチリです。

ちなみにメキシコでは携帯は必需品で、特にGoogleマップとGoogle翻訳は必須アイテムです。それでいつも会社支給のiPhoneと日本から持参したSIMフリー携帯にメキシコのプリペイドSIMを購入して2台を常時持ち歩いていました。もしもバッテリー切れになるといけないので片方は予備です。

セラヤを抜け、サラマンカを南に曲がるとほぼ一直線の綺麗な道が続きます。それでも、サンルイスポトシからアグアスカリエンテスやレオン、ケレタロへ向かう道と違って景色が綺麗です。緑が多く、田園地帯などもあり、これが本当に同じメキシコかと思います。

これはGoogleマップから引用したユリリア(Yuriria)湖の写真ですが、まるで日本と見間違うようなこの景色を見ながらのドライブは最高に気持ちが良かったです。天気も良く、すれ違う車も少なく、音楽をガンガンにかけながらひたすら真っすぐの道を進みます。

途中、モロレオン(Moroleón)の街で休憩です。ここは友達の紹介で、露天の洋服屋さんが沢山市場のように立ち並び、とても安価に服が買える所だと聞いたので立ち寄ることにしたのです。

しかしながら朝がまだ早いせいなのか、野菜や食べ物屋さんの朝市しかやってなかったので、軽く朝食に野菜の天ぷら?みたいな物をいただきました。でも、中身は何だかわかりません。ま、味はサルサソースをかけて食べればみな同じ?かな(笑)

しかたがないので早々にモレリアへ向けて出発です。

しばらく走るともう一つのクイツェオ湖(Lago de Cuitzeo)にやってきました。

かなり大きな湖です。地図でみていただけばわかるように、その湖の真ん中に1本の真っすぐな道が渡っていて、その道を抜けて対岸へまっしぐらです。この景色は結構感動ものです。サンルイスポトシの山の中で岩山ばかり見ていた自分にはどこか日本に似た懐かしい感じがします。

なんでもこのクイツェオ湖は、1万2900年前に、彗星の落下による強い衝撃が加わり出来たと言われています。 でも、アスティカと出雲大社を直線で結ぶと…ここが超古代の航空路であったと言え、UFOの墜落地点だという説があるそうな。・・・やはりなにやら日本と関係が深いのかもしれません。(笑)

サンミゲルデアジェンデを出発して途中休憩もありましたが、ほぼ3時間ほどでモレリアの街に到着です。

続きはまた。


The Mexican/1人暮らしのメキシコ生活

初めての海外赴任でメキシコへ。 1年半の短い期間でしたが、言葉も通じない中、悪戦苦闘してました。 今は日本に戻って来ていますが、そんな生活の中でも楽しかった思い出を備忘録的に書きました。

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