休日の憩いの場/サンペドロ
今日紹介する場所は、サンルイスポトシの街のはずれにあるサンペドロという小さな村です。
ここは先回紹介したダム湖と同じく、私の休日の大切な憩いの場の一つとなりました。なんとこの村は、街はずれの山あいにある、人口わずか100人という小さな村です。
もともとサンルイスポトシは昔、銀鉱山で栄えた街であると紹介しましたが、このサンペドロはつい最近まで銀鉱山で栄えていた村のようです。でも今はもう銀は採れなくなってしまったようですが、まだ銅や亜鉛といった鉱産物がとれるそうで、そこで働いている人達が住んでいるようです。
この場所はサンルイスポトシで働いている日本人赴任者の会の同人誌で紹介されていたので、何もすることのない土曜日の午前中に行ってみることにしました。
まず駐車場から坂を登っていくと見えるのがこの教会です。このちょっと朽ちてコケなんかがついているレンガの壁がとても風情があります。
これらの建物は民家のようで、車も停まっているので人は住んでいるのでしょうが誰も人影はありません。土曜日の朝と言ってももうAM 11:00ごろなので人は起きているはずですが。
教会の前の広場です。メキシカンブルーの青空のもと、早朝の木漏れ日が木々の間から降り注いでいます。人気のない、勿論、車の走る音もない、聞こえるのは鳥のさえずる鳴き声だけです。もう11月ですが、暖かい日差しのなか、ここのベンチに座ってゆっくり読書でもしていたい気分になります。サンルイスポトシの中心街からわずか30分くらいの所にこんな閑静な場所があるなんて!
なにかお店屋さんらしい建物ですが、店は閉まっています。この建物のたたずまいといい、掛かっているカンバンの雰囲気といい、メキシコっぽくってとても好きです。まるで西部劇の一場面をみているようです。
人口100人の小さな村なので、村を散策して歩き回っても、15分ほどで全体が周れてしまいます。山間のむらなので、向こう側の山の斜面にも人の住んでいる民家があります。どの建物もレンガ造りでチョット古くなっている所もあり、まさしくメキシコ=荒野といった雰囲気があります。
とどめは山に自生しているサボテンです。なんかメキシコに来て、初めてもともと持っていたメキシコのイメージにピッタリの場所です。
これ以降、短期で来る日本の支援者の接待コースは、サンペドロでThis isメキシコの雰囲気を味合わせたあと、セントロで教会めぐり、最後はビール工場でメキシコビール三昧といったコースを定番としました。
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